月山バックカントリー・作成予定

穀雨・作成予定

栗駒バックカントリー⑧

栗駒バックカントリーに行ってきた。



星が夜空に浮かぶ中、クルマを走らせ栗駒山に向かう。



駐車場に着いた時、ちょうど朝日が顔を出した。周りは静寂に包まれ、遠くからキツツキの木をつつく音だけが聞こえる。



栗駒山は朝日のオレンジ色に照らされ、その美しさが一層際立つ。準備を済ませ、栗駒山山頂を目指す。



最初の急登にさしかかる頃、真湯沢から川のせせらぎと鳥の鳴き声が聞こえてくる。



朝焼けの東栗駒を望む。日中よりもオレンジ色のコントラストが美しい。



いわかがみ平に到着。



快晴の中、真湯沢ルートをハイクする。展望台から栗駒山を望む。各地の山々があるが、この栗駒山の景観は別格である。



いこいの村駐車場から2時間半で栗駒山山頂に到着。
視界は、見渡す限りクリアであり快晴。風は西からの微風。日射しがあるが、気温はまだ低く、雪のコンディションはかなり良いと考えられる。
暫し、山頂からの眺望を堪能した後、滑走準備に取りかかる。



当初は、栗駒1番・大日沢を滑走し、登り返して栗駒4番・御沢を滑走する予定であった。しかし、思っていたよりも日射しが強く、早々に雪のコンディションが変化することが予想される。そのため、栗駒4番・御沢の滑走を選択することにした。



準備中、西から雲が押し寄せてきたため、急いで準備を済ませ、栗駒山頂からドロップポイントへ移動する。




稜線トラバースで息があがってしまった。
しかし、今季最後と思われるコンディションと青抜け滑走のチャンスを逃すまいと、息が整う間もなくドロップインする。



雪質は、パウダーでは無いものの滑走感の良い新雪である。
視界クリアで青空の下、雪面も白く、エッジコントロールがマイルドなコンディション。
一昨日、昨日の状況も聞いていたため、雪崩の心配も皆無であった。



滑走終点までのラインが目視で確認出来るため、心置きなくスキーが向かうままに滑走を堪能する。
最後は右岸台地から2ターンでフィニッシュ。



斜度、滑走時間、滑走感すべてにおいてパーフェクトな栗駒4番・御沢のライン。



今後、気温の上昇に伴いザラメ雪、フィルムクラスト等滑走感は良いと思われるが、今のような一面純白な栗駒山ではなくなり、また降雨による縦溝の出現すると考えられる。
滑走自体はハードなコンディションに変化するので、条件が揃うコンディションは、明日以降、降雨予報であるため今日がラストと考えられる。



滑走後、ふと時計を見ると9時前であり、探索を兼ねて以前から思慮していた虚空蔵山へと向かうことにした。




虚空蔵山は、栗駒山山頂から南東に位置し、その名前が私の心を擽っていた頂である。しかし、御沢を滑走してしまうと、その滑走感に満足してしまう。また、ハイクと滑走の疲労感から、普段であれば向かう気持ちすら出ない頂である。



虚空蔵山までの道のりは等高線上にスキーモードで、御沢終点から御沢右岸を経て、虚空蔵下部の沢までトラバース。そこでハイクモードに切り替える。



虚空蔵山下部にはブッシュ帯があるため、クマ等の動物が居ないか双眼鏡でチェックし、用心しながら頂まで移動する。ハイク中、稜線から1羽の鳥が歩いて降りてきたことに驚く。



虚空蔵山山頂に到着。山頂からの眺望は、遥か遠くに栗駒山山頂が見え、今まで見てきた栗駒山とは全く違った景観であった。また、それにより一層孤独感が増し、より慎重な行動を心掛けることになった。



虚空蔵山山頂には、東側斜面の雪の重さで開いたと思われるクラックが、稜線に沿って隠れている。深さは約1.5メートル。



コンディションは視界はクリア。ザラメ雪。西からの弱風である。
虚空蔵山東斜面を滑走する。4ターンで滑走終了。



この時点で10時であったため、虚空蔵山までのトラバース時に確認していた斜面を滑走するため、栗駒山方面へと移動を開始する。



雪屁崩落の危険があったため、稜線上の低木と風が形成したシュカブラ帯のルートを移動する。
途中、栗駒5番ロック帯のドロップポイント付近に入山者3人組を確認。日の出から栗駒山に入山して以来、この日始めての人間となる。
その3人組は、栗駒5番ロック帯を滑走したようである。



大雪屁帯を越え、天狗平、須川への分岐点を経て、天狗岩まで到着。



この天狗岩下部の沢が、滑走距離が栗駒5番と同程度、同一斜度でコース幅20メートル以上のオープンバーンを形成している。



ドロップポイント到着後、多少雲に包まれていたため、滑走準備をしながら晴れるのを待ちドロップイン。



裾野に広がるのは、ストレートなオープンバーン。ログでもそれが確認出来る程の直接的なラインである。それゆえにスピード感が麻痺していたが、トップスピードのまま超大回りしていた。



滑走を終え、その爽快感に浸る。虚空蔵山方面のロケーションも素晴らしいが、こんな斜面があったとは驚きであった。



天狗岩下部ストレートを後にし、御沢右岸台地へトラバース。
御沢右岸台地のピークからボトムを望むと、先程の3人組を発見。
快晴の栗駒山を眺め、気分も新たに滑走する。
残念ながら雪は走らなかったが、今日始めて対面する人間に心が躍る。



ボトムに到着してみると、石巻カールスバットOさんチームでメンバーは他に古川のKSさん、気仙沼のMさんの3名であった。
やはり今季最後のコンディションに合わせて、栗駒アタックしたとのこと。



本日、ラストアタックを東栗駒第1ストレートと決めていたので、Oさんらを誘ってみると快諾。



チーム4名で東栗駒第1ストレートを目指す。
途中、栗駒山・虚空蔵山を振り返ると雄大な姿で鎮座している。あの斜面にラインを残すことが出来、幸せを感じる。



トラバースでは、ハイクバックからのブッシュが濃くなり始めているが、まだまだルートとして確立している。



中央登山道、真湯沢を経て、東栗駒大斜面に到着。
そこからは、スキーモードで第1ストレートドロップポイントへと移動する。



コンディションは、快晴、無風、ザラメ雪にさらりとフィルムがかかりはじめている。雪は走りそうである。



始めに、OさんがGENTEM「Big Fish 」でサーフライド。第1ストレートの右岸にサーファーならではの綺麗なボトムターンからピークで当て込みを繰り返し、ボトムへ消えていく。



次に、MさんがOさんのラインをトレース。Mさんはとてもサーフィンがとても上手く、崖前、小金沢で一緒にエントリーすることがある方。
Mさんもサーファーらしいライン取り。レギュラーには病みつきになる第1ストレート。
私もいつかスノーボードでチャレンジしたいと思う。



次は、KSさんが第1ストレートの雪屁台地上を滑走し、ラインの最後にある急斜面をアタック。前回、二人で話したとき、ラストの急斜面ピークからの滑走を思案していた。KSさんは第1ストレートラストの今日、この斜面を滑走しボトムに消えていった。



最後に、私もKSさんと同じラインを選択し、ラストの急斜面をピークからアタックした。



フィルムクラストが張り始めた斜面はブレーキ感が全く感じられない。



斜面を大回りしながら、雪屁からボトム、ボトムから台地上部へとターンを繰返す。



台地上部を滑走し、ライン最後の急斜面に到着。



ピークから斜面を確認し、ドロップイン。



かなりの急斜面でターン時の深いエッジコントロールが、背後からの日射しにより現れた自身の影のスプレーで確認できた。



普段、夏油で様々な雪質でのライディングがここで活きたと感じる。



ボトムまで一気に滑りきり、フィニッシュ。



チーム全員が満面の笑みを浮かべていた。



全員が駐車場で到着し、握手して本日の栗駒アタックが終了。



一人の楽しさと不安や孤独感、チームでの楽しさの共有と安心感。どちらも善きものだと感じた。



日の出の入山から10時間、栗駒を14キロメートルを散策。



本日も栗駒山、虚空蔵山、東栗駒山を満喫することが出来た。



雪山を通じて、様々な景観や斜面、感覚、そして人との出逢いがあった。そのことに感謝し、再び雪山のピークを目指してみたいと思うのであった。



ではまた。

栗駒バックカントリー⑦



東栗駒第3ストレートを開拓した。
天候は曇。栗駒山頂は見えず、東栗駒稜線も雲に隠れている。風は強く、いわかがみ平から上は更に強まる状況。雪質はハードクラストの上に新雪が積もっている。



今回も一人と思われたが、古川のスノーボーダー(夏には一緒に波乗りセッションしている。)KSさんと合流し、東栗駒を目指すことになった。



いつものように、いわかがみ平までの間に東栗駒を眺めながらコンディションを把握する。第2ストレートは前回よりも崩落が進んでいるように思われるが、今回目指す第3ストレートはまだ崩落こそ確認出来ないが隠れクラックがあるとも限らない。また、東側に張り出した雪屁であり、かなり細い斜面であるため出来る限り林側のライン取りが必要である。



色々、会話している間にいわかがみ平到着。(KSさんがよく行くオニコウベスキー場の事や海外でのバリ、ロンボクでのサーフトリップの話等々。)
軽く休憩後、沢ルートを北上。



風が更に強まってきたので、前回よりもさらに早めに東栗駒へ向かう。
途中、ハードクラストによりトラバースが厳しい場所もあったが、無事ストレート帯へと向かう準備ポイントに到着。



強風でモノが飛ばされないよう、また、モノが滑落しないように慎重に準備する。
素早く準備を済ませ、KSさんとともにストレート帯ドロップポイントへと向かう。



上部から各ラインをチェック。
第1ストレートは滑走可能と思われる。



第2ストレートは途中から先が見えないが、崩落が進んでいるため滑走不可。



第3ストレートも下部は斜面変化により確認出来ないが、ドロップポイント付近は雪屁上部。裏掛側に崩落が確認できるので、出来るだけ立ち木に近いところで滑走準備に取りかかる。



いざ、ドロップイン。
コース幅が狭く、クラストした雪質にトタン板の様な波状の雪面。絶対は転倒出来ない状況でターンを刻む。



そこを抜けると比較的フラットなバーンが広がる。良かったのはここのみ。



その後は雪屁の先端が左側に続き、更にコース幅が狭まり、波状の雪面が再び始まる。
途中、コース幅が最も狭く、隠れクラックの予感があった箇所だけは立ち木脇を滑走する。



この波状の雪面がターンする箇所を制限する。それがなかなか手強く、ボトムまで続いた。



無事、ボトムまでたどり着き、KSさんの到着を待つ。



KSさんも無事に到着し、滑走終了となる。



次回は久々に栗駒御沢、または東栗駒裏掛、虚空蔵あたりを狙ってみたいと思う。


夏油・ラストパウダー!



ラストパウダー・ベストショット!
(ラストで今季ベストショットが撮影出来ました。それがこの1枚。
夏油ローカルライダーのみなさん、ありがとう。)



3月下旬、夏油はラストパウダーウィークとなりました。



各々がゲレンデ、林間コース問わずパウダーを楽しめたと思います。



壁に当ててスプレーを上げるスノーボーダー。



高速でゲレンデパウダーを駆け抜けるスキーヤー。



林間コースでターンを刻むスキーヤー。



遥々、蔵王から来てくれたスノーボーダー。



雄叫びとスプレーをあげるスノーボーダー。



みな、今季最後のパウダーを仲間とともに堪能していました。



ライディングの後は歓喜のガッツポーズ(笑)



パウダー板ともしばしの別れですね。



また来季。



楽しき粉雪をありがとう!

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