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栗駒バックカントリー⑨前編

9度目の栗駒バックカントリーに行ってきました。今回がラスト・バックカントリーになるかもしれませんね。



メンバーは、SAさん、Kさん、Oくん、私の4名。
今回は、天狗平ストレートの紹介がメインイベントです。
キーワードはこちら。
・ダブルSA×2
・天狗平ストレート
・登り返し
・ヘリコプター
・フィルムクラスト
・栗駒御沢5番
・圧巻のライディング
・etc....



さて、栗駒の入り口「行者の滝」公園の桜が見頃です。



春を迎えた栗駒では、水芭蕉も見頃を迎えています。



集合場所のいこいの村ゲート前に到着してみると、栗駒アタック初参戦のSAさんが既に着いています。昨日、しっかり睡眠取るようメールを送っていましたが、今回もウキウキした気分で寝付けず、睡眠不足(笑)。



そこへKさん、Oくんが到着します。
到着したゲート付近の天候は、なんと小雨……。風は無いものの、どんよりとした空です。
家の用事で急いできたOくんは、「急いだけれどそんなに急ぐ必要があったのか?!」と、疑念が残る空模様。



SAさんの自己紹介や、Oくんから頼まれていたスタティックロープを用意して、このひとときを過ごします。
係員が到着し、ゲートがオープン。一路、いわかがみ平へ。除雪が終わった道路は雪の回廊と化しており、遠くには今季開拓した東栗駒の斜面があります。



雪の回廊は例年に比べて高く、今年の雪の多さを感じます。



いわかがみ平へ到着。
天候が回復傾向に転じ、青空とともに陽射しで濡れていた駐車場のアスファルトが乾きます。



いわかがみ平駐車場には、スキーヤー、スノーボーダー、ハイカー合わせて約10名が集結。
他の方々に挨拶を済ませアタック開始します。



今回、私とOくんはメタル入りの硬めの板をチョイス。SAさんとKさんの板は同じモデルの通常タイプとスプリットタイプ。
SAさんにペースを合わせて、休憩を挟みながら栗駒ピークを目指します。



ここで出会ったスキーヤーを紹介。夏油ローカルLEGENDさんの友人。御年78歳。仲間は高齢になり、なかなか栗駒へは誘えないことから単独アタックとのこと。
それにしても、その健脚に頭が下がります。リスペクトですね!



いわかがみ平までのクルマ移動により、より簡単に栗駒ピークが手中に出来ます。



山頂稜線に取りかかると、先行していたスノーボーダーが大日沢を優雅に滑走してきます。



この方、以前、栗駒御沢ボトムでお会いした栗駒マスターSAさん。ハイシーズンに昭和湖まで足を延ばしている本物の山師。気さくで陽気な方ので親しみやすいです。
山頂までのパーティーにマスターを加え、話に盛り上がりながらハイクします。



ここで衝撃の事実が。
私は栗駒アタック9度目。栗駒マスターSAさんは16度目。そして、Kさんは21度目……。
二桁って(笑)。
栗駒の常連がここに集結していました。



それにしても、1シーズン21度目には驚きです。このトリップ最後に、これを物語る驚愕のライディングを目撃することになります。



ダブルSAさんを筆頭に、無事に登頂成功。



栗駒の滑走斜面を望みます。



栗駒マスターSAさんは御沢5番を選択。
私たち一行は当初の計画通り、天狗平ストレートを選択します。



5番を滑走するマスターのスタイリッシュな滑りを見届けます。



5番はフィルムクラスト。所々に新雪があるのですが、マスターの滑りを見るとブレーキングは感じられません。



そのライディングから走る雪を確信し、私たちも天狗平へと移動します。



天狗平ストレートに到着。
3週間前よりも雪が減っていて、バーンの規模と斜度が物足りなく感じられます。



小休憩を挟み、滑走準備。



滑走態勢が整い、恒例の滑走順ジャンケン。



滑走順は決まりましたが、Kさんミトンのためチョキが出せないことが後で判明(笑)



太陽の出待ち。
あとは各々がドロップポイントを選び、ドロップしていきます。



SAさん、ドロップから歓喜の雄叫び!



このバーンの滑走感に御満悦!



Oくん、スキーヤーらしいスピード感溢れるライディング。



サイドカットと張りがある板に、彼のライディングがマッチしています。



Kさん、スタイリッシュなライディング。



スピードコントロールがしっかりされています。ただ、ボトム付近でストップスノーに捕まっていました。



最後に私。
所々にあるストップスノーを、ワックスの力で乗り切ります。



全員が滑り終え、老を労います。



滑走を終えてみると、ドロップポイントから見た物足りなさは払拭され、天狗平ストレートのその広大な1枚バーンのスピード感溢れるライディングに満足です。



バックカントリー初心者にもお奨めできる天狗平ストレート。本当にいい斜面です。



この斜面を堪能出来たのでここで終わりでも良かったのですが、やはりマスターのライディングが忘れられず、御沢5番を滑るため登り返します。



登り返すルートは、以前御沢がハードクラストにより滑走不可となった時に見つけた斜面。御沢5番のロック帯の南側。



実はこの斜面、今回の再発見ルート。
以前、滑走した時は視界も悪く、この沢の全体像が把握できませんでした。



しかし、今回登り返すことにより、起伏に富んだ沢の形状を知ることが出来ました。



かなりの斜度があり、オープンあり、沢地形あり、当て込むハーフパイプ形状ありのこの斜面。下部が左カーブしているため、この斜面を把握している人だけが楽しめるライン。
スキーヤーも楽しめそうですが、スノーボーダーはさらに楽しめそうなラインです。Kさんの御墨付き。



来シーズンは、この沢をノンストップで滑走してみたいと思います。



栗駒5番ピークへ登り返している途中、何度かヘリコプターと遭遇します。



今までも様々なヘリコプターを見かけましたが、今回ほど多くの機体と出会うことはなかったと思います。



季節がら、これからの登山シーズンに向けて、訓練や視察なのだと思います。



風もなく視界良好だったので、ヘリコプター運行にも最適な日だったのではないでしょうか。



それにしても、こんなに間近でヘリコプターを見るのは初めてです。



普段は上空を飛ぶ機体を見上げますが、機体が自分の目と同じ高さでホバリングしている光景が不思議でなりませんでした。
春なのでパイロットの粋な計らいがあったのは間違いありません。



SAさんのペースに合わせて、さらにハイクアップします。



登り始めは途中で断念して御沢右岸へとトラバースも考えていました。一人でも欠けたら意味がないので、ペース配分をコントロールします。



少しづつ目標を設定し、休憩を挟みながらハイクを続けてみると案外登り返せるものですね。



穴に片足入ってしまったKさん(笑)。



御沢5番ピークへ登り返し無事成功。



また穴に落ちるKさん(笑)。



鳥海山を指さしてみたり、須川方面の斜面を眺めたりします。



準備を済ませ、滑走前にSA×2ポーズで記念撮影。まさかみんながこのポーズをするとは思いませんでした。
ポーズが浸透してきて良かったですね、SAさん(笑)。

後編につづく。





台風1号



雪山スプリングシーズンが終盤にさしかかり、山から海へと活動の場が移り始めます。(※雪山から農作業へもですが……(笑))



そんな中、今年初の台風が発生中です。その名は「ムイファー」。



現在、フィリピン東沖を北東へ進行していますが、明後日には温帯低気圧へと変わる予報です。



昨年は台風被害が甚大なものになりました。今年はそのようなことが無いことを祈ります。



明日は、ラスト栗駒アタック?!の予定です。月山のような3Sにならないことを祈ります(笑)。



SA×2さんが持つ運気は如何に?(笑)


月山バックカントリー

湯殿山東斜面を滑るため、月山スキー場へ行ってきました。



今回は、3つの「ハプニング」が発生(笑)。
それについてはのちほど。



今回のメンバーは、今季初バックカントリーセッションのOくんと蔵王ローカルのWくんと私の3名。



月山入口の駐車場でWくんと合流し、ネイチャーセンターで車一台を置き、月山スキー場へと向かいます。



ここで1つ目のハプニングが……。
月山往路にて給油が必要でしたが忘れてしまい、そのまま月山へ向かいます。
駐車場に着く前からエンプティランプが点灯。帰路でのガス欠の不安を残してしまいます。
山形へ入ってから綺麗に見えた月山と、コンビニで食べたプリンがいけなかったかも……(笑)。



駐車場に到着し、気を取り直して目の前にある月山、湯殿山滑走へと意欲を駆り立てます。



車内から道具を3人分降ろします。そこから、着替えやバックカントリーの準備に取りかかります。
ここで早くも2つ目のハプニングが……。
なんと、シールを忘れました……(笑)。
前回のバックカントリーから約2週間が経過。その間、行ける日は夏油へ行っていたので、シールをクルマから降ろしていたのです。



Oくん、Wくんから、「今日の湯殿山アタックは諦めましょう。」との打診がありましたが、ツボあしでの湯殿アタック強行を決めます。



バックカントリーに目覚める以前、月山スキー場に来たとき、毎回姥ヶ岳までツボあしハイクしていたのと、スノーシューでの湯殿山ハイクを経験していたことが決め手でした。



この日の天候は、晴れ時々曇り。
西よりの弱風。雪質は湿雪、ザラメのコンディション。



まずは、リフト乗り場まで向かいます。



板を取り付けたバックパックはとても重く、覚悟していましたが、ツボあしの歩幅はかなり狭いため距離が稼げません。
そこで、リフトとTバーリフトを駆使して、姥ヶ岳ハイクの労力を極力かけない計画とします。



リフト代は1回券580円。
湯殿山や月山大斜面、月山山頂が視野に広がります。



大斜面のクラックは確認出来ません。
残念ながらTバーもありません。設置従業をしている方に聞くと、来週末までに設置予定とのこと。



仕方なく、ツボあしで姥ヶ岳ピークを目指します。
疲れないように、自分のペースで先行のパーティーを追い越します。



今回は出来るだけ、省エネで姥ヶ岳を登頂するため、寡黙にハイクします(笑)。



あっという間に姥ヶ岳ピークに到着。



あまり疲れなかったので、休憩は軽く挟んだだけで、姥ヶ岳北西斜面の滑走へ向かいます。



この斜面は湯殿山北側稜線へと繋がり、残雪次第では姥ヶ岳西斜面1番の滑走が可能です。



北西斜面の途中まで滑走し、西斜面1番の様子を伺います。



接続ルートは確保されており、板を外さずに西斜面1番のドロップポイントまで向かいます。



姥ヶ岳西斜面1番は、上部から左側が沢地形、右側が台地状の地形です。
暖かな日が続くと右側の上部に大規模なクラックが発生しますが、今回は確認出来ないため右側台地の滑走が可能です。



まずは、私が左側の沢から右側の台地上へと向かうルートで滑走します。
滑走感は上々。雪は走り、雪面にストラクチャーがあるものの、あまり大きくないため不安なく滑走できます。



次にOくん、Wくんが続いて滑走。笑顔でボトムに到着。



ここから本題の湯殿山北側稜線へ。
体力的には問題なかったため、早速ハイク開始します。



姥ヶ岳に比べ、やはり斜度があり時間がかかります。



途中、クラックがあり回避しながらピークを目指します。



姥ヶ岳西斜面2番をスキーヤー2名とスノーボーダー3名が気持ちよさげに滑走しているのが見えます。



2番斜面は、新雪が積もっていないため、スピードもかなり出ていました。



このスキーヤー2名が滑走斜面をツボあしでハイクしていたのが見えたので、ツボあしの私には心強く感じます。



対岸に声をかけてみると、快く返事をくれました(笑)。



稜線を何とかクリアし、湯殿山ピークに到着。



ここから見る山々は絶景です。
姥ヶ岳、湯殿山バックボウル、鳥海山、庄内平野、月山湖が綺麗に見えます。



そして、眼下の湯殿山東斜面はかなりの迫力。
栗駒で言えば、御沢5番の片斜がなくボトムまで斜度が続く感じの斜面です。



ここからの景色を楽しみ、休憩後は滑走準備に取りかかります。



準備を済ませ、滑走はWくん、私、Oくんの順が決まります。



Wくんが、私とOくんに敬礼し、ドロップイン!



しかし、ピーク直下からストップスノーと思われるライディング。



一面、新雪に包まれた湯殿山東斜面は太陽の照射と気温上昇により湿雪となり、このようなコンディションになったと思われます。



なんとかWくんがボトムに到着したので、次に私がドロップイン。



やはり、私もWくんと同じようにスタートから激しいストップスノー。見ているよりも酷いコンディションで、新雪が積もっていない箇所も若干ありますが、そこもストップスノー。



斜面で、垂直立ち出来るのではないかと思われるほど。
声は全て悲鳴でした(笑)



それでも、破綻することなくボトムまで滑走終了。



最後のOくんも結局、ストップスノーを体験し、滑走終了です。



これが3つ目であり、本日最大のハプニング。
このストップスノーは、いままで味わったことのない雪であったので、「3S」と名付けました(笑)。



石跳川ボトムからの景観は素晴らしく、滑走感が最悪だったことすら忘れさせるものでした。



ネイチャーセンターまで石跳川をトラバースし、湯殿山アタックは終了です。



ここから駐車していたWくんのクルマで月山駐車場まで向かいます。



車内では「3S」の総括で盛り上がりました。



楽しかった車内でのひとときはあっという間に過ぎ、駐車場に着きます。



Wくんのクルマから荷物を降ろし、片付けます。ここで1つ目のハプニングを思い出します。ガス欠の不安……。



エンジンはかかり、西川町まで燃料が尽きずに到着。「ガス欠」の呪縛から解放されました(笑)。



「ガス欠」、「全行程ツボあし」、「3S」と揃いに揃ったハプニングの連続でしたが、難なく乗り越え、怪我や事故無くトリップを終えることが出来良かったです。



それにしても、ハードブーツでのツボあしの大変さを身に染みて体感したトリップでした。
Oくん、Wくん、心配かけました。あと、フォローありがとうございます。
また、バックカントリーへ行ってみたいと思います。

穀雨

「穀雨」。



二十四節気の第6。



春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。
この時季以降、降雨量が多くなり始めます。



さて、前回の栗駒バックカントリー以降、なかなか好天に恵まれずバックカントリーへのゲートが閉ざされています。



そこで、ホーム夏油でコブメインに滑走。スキーでもスノーボードでもラインは一緒なので、確かめるためにどちらも試してみます。



スノーボードの先輩も続々集結。



雪山ではなかなかセッション出来ないN先輩も友人を連れて夏油に来てくれました。



今季はスノーボードを封印するつもりでしたが、コブが楽しくなりスノーボードへスイッチ(笑)



久々のスノーボードもなかなか楽しいものですね!



でも、ターンとスタイルある滑りはなかなか出来ません。



やはり、スノーボードも精進が必要ですね。



これからますます雪質が悪くなってしまいます。
また、雪山終了となる方も増えていく季節です。



でも、上手くなりたいし、滑りたいので、また夏油へ行ってみたいと思います❗

栗駒バックカントリー⑧

栗駒バックカントリーに行ってきた。



星が夜空に浮かぶ中、クルマを走らせ栗駒山に向かう。



駐車場に着いた時、ちょうど朝日が顔を出した。周りは静寂に包まれ、遠くからキツツキの木をつつく音だけが聞こえる。



栗駒山は朝日のオレンジ色に照らされ、その美しさが一層際立つ。準備を済ませ、栗駒山山頂を目指す。



最初の急登にさしかかる頃、真湯沢から川のせせらぎと鳥の鳴き声が聞こえてくる。



朝焼けの東栗駒を望む。日中よりもオレンジ色のコントラストが美しい。



いわかがみ平に到着。



快晴の中、真湯沢ルートをハイクする。展望台から栗駒山を望む。各地の山々があるが、この栗駒山の景観は別格である。



いこいの村駐車場から2時間半で栗駒山山頂に到着。
視界は、見渡す限りクリアであり快晴。風は西からの微風。日射しがあるが、気温はまだ低く、雪のコンディションはかなり良いと考えられる。
暫し、山頂からの眺望を堪能した後、滑走準備に取りかかる。



当初は、栗駒1番・大日沢を滑走し、登り返して栗駒4番・御沢を滑走する予定であった。しかし、思っていたよりも日射しが強く、早々に雪のコンディションが変化することが予想される。そのため、栗駒4番・御沢の滑走を選択することにした。



準備中、西から雲が押し寄せてきたため、急いで準備を済ませ、栗駒山頂からドロップポイントへ移動する。




稜線トラバースで息があがってしまった。
しかし、今季最後と思われるコンディションと青抜け滑走のチャンスを逃すまいと、息が整う間もなくドロップインする。



雪質は、パウダーでは無いものの滑走感の良い新雪である。
視界クリアで青空の下、雪面も白く、エッジコントロールがマイルドなコンディション。
一昨日、昨日の状況も聞いていたため、雪崩の心配も皆無であった。



滑走終点までのラインが目視で確認出来るため、心置きなくスキーが向かうままに滑走を堪能する。
最後は右岸台地から2ターンでフィニッシュ。



斜度、滑走時間、滑走感すべてにおいてパーフェクトな栗駒4番・御沢のライン。



今後、気温の上昇に伴いザラメ雪、フィルムクラスト等滑走感は良いと思われるが、今のような一面純白な栗駒山ではなくなり、また降雨による縦溝の出現すると考えられる。
滑走自体はハードなコンディションに変化するので、条件が揃うコンディションは、明日以降、降雨予報であるため今日がラストと考えられる。



滑走後、ふと時計を見ると9時前であり、探索を兼ねて以前から思慮していた虚空蔵山へと向かうことにした。




虚空蔵山は、栗駒山山頂から南東に位置し、その名前が私の心を擽っていた頂である。しかし、御沢を滑走してしまうと、その滑走感に満足してしまう。また、ハイクと滑走の疲労感から、普段であれば向かう気持ちすら出ない頂である。



虚空蔵山までの道のりは等高線上にスキーモードで、御沢終点から御沢右岸を経て、虚空蔵下部の沢までトラバース。そこでハイクモードに切り替える。



虚空蔵山下部にはブッシュ帯があるため、クマ等の動物が居ないか双眼鏡でチェックし、用心しながら頂まで移動する。ハイク中、稜線から1羽の鳥が歩いて降りてきたことに驚く。



虚空蔵山山頂に到着。山頂からの眺望は、遥か遠くに栗駒山山頂が見え、今まで見てきた栗駒山とは全く違った景観であった。また、それにより一層孤独感が増し、より慎重な行動を心掛けることになった。



虚空蔵山山頂には、東側斜面の雪の重さで開いたと思われるクラックが、稜線に沿って隠れている。深さは約1.5メートル。



コンディションは視界はクリア。ザラメ雪。西からの弱風である。
虚空蔵山東斜面を滑走する。4ターンで滑走終了。



この時点で10時であったため、虚空蔵山までのトラバース時に確認していた斜面を滑走するため、栗駒山方面へと移動を開始する。



雪屁崩落の危険があったため、稜線上の低木と風が形成したシュカブラ帯のルートを移動する。
途中、栗駒5番ロック帯のドロップポイント付近に入山者3人組を確認。日の出から栗駒山に入山して以来、この日始めての人間となる。
その3人組は、栗駒5番ロック帯を滑走したようである。



大雪屁帯を越え、天狗平、須川への分岐点を経て、天狗岩まで到着。



この天狗岩下部の沢が、滑走距離が栗駒5番と同程度、同一斜度でコース幅20メートル以上のオープンバーンを形成している。



ドロップポイント到着後、多少雲に包まれていたため、滑走準備をしながら晴れるのを待ちドロップイン。



裾野に広がるのは、ストレートなオープンバーン。ログでもそれが確認出来る程の直接的なラインである。それゆえにスピード感が麻痺していたが、トップスピードのまま超大回りしていた。



滑走を終え、その爽快感に浸る。虚空蔵山方面のロケーションも素晴らしいが、こんな斜面があったとは驚きであった。



天狗岩下部ストレートを後にし、御沢右岸台地へトラバース。
御沢右岸台地のピークからボトムを望むと、先程の3人組を発見。
快晴の栗駒山を眺め、気分も新たに滑走する。
残念ながら雪は走らなかったが、今日始めて対面する人間に心が躍る。



ボトムに到着してみると、石巻カールスバットOさんチームでメンバーは他に古川のKSさん、気仙沼のMさんの3名であった。
やはり今季最後のコンディションに合わせて、栗駒アタックしたとのこと。



本日、ラストアタックを東栗駒第1ストレートと決めていたので、Oさんらを誘ってみると快諾。



チーム4名で東栗駒第1ストレートを目指す。
途中、栗駒山・虚空蔵山を振り返ると雄大な姿で鎮座している。あの斜面にラインを残すことが出来、幸せを感じる。



トラバースでは、ハイクバックからのブッシュが濃くなり始めているが、まだまだルートとして確立している。



中央登山道、真湯沢を経て、東栗駒大斜面に到着。
そこからは、スキーモードで第1ストレートドロップポイントへと移動する。



コンディションは、快晴、無風、ザラメ雪にさらりとフィルムがかかりはじめている。雪は走りそうである。



始めに、OさんがGENTEM「Big Fish 」でサーフライド。第1ストレートの右岸にサーファーならではの綺麗なボトムターンからピークで当て込みを繰り返し、ボトムへ消えていく。



次に、MさんがOさんのラインをトレース。Mさんはとてもサーフィンがとても上手く、崖前、小金沢で一緒にエントリーすることがある方。
Mさんもサーファーらしいライン取り。レギュラーには病みつきになる第1ストレート。
私もいつかスノーボードでチャレンジしたいと思う。



次は、KSさんが第1ストレートの雪屁台地上を滑走し、ラインの最後にある急斜面をアタック。前回、二人で話したとき、ラストの急斜面ピークからの滑走を思案していた。KSさんは第1ストレートラストの今日、この斜面を滑走しボトムに消えていった。



最後に、私もKSさんと同じラインを選択し、ラストの急斜面をピークからアタックした。



フィルムクラストが張り始めた斜面はブレーキ感が全く感じられない。



斜面を大回りしながら、雪屁からボトム、ボトムから台地上部へとターンを繰返す。



台地上部を滑走し、ライン最後の急斜面に到着。



ピークから斜面を確認し、ドロップイン。



かなりの急斜面でターン時の深いエッジコントロールが、背後からの日射しにより現れた自身の影のスプレーで確認できた。



普段、夏油で様々な雪質でのライディングがここで活きたと感じる。



ボトムまで一気に滑りきり、フィニッシュ。



チーム全員が満面の笑みを浮かべていた。



全員が駐車場で到着し、握手して本日の栗駒アタックが終了。



一人の楽しさと不安や孤独感、チームでの楽しさの共有と安心感。どちらも善きものだと感じた。



日の出の入山から10時間、栗駒を14キロメートルを散策。



本日も栗駒山、虚空蔵山、東栗駒山を満喫することが出来た。



雪山を通じて、様々な景観や斜面、感覚、そして人との出逢いがあった。そのことに感謝し、再び雪山のピークを目指してみたいと思うのであった。



ではまた。

栗駒バックカントリー⑦



東栗駒第3ストレートを開拓した。
天候は曇。栗駒山頂は見えず、東栗駒稜線も雲に隠れている。風は強く、いわかがみ平から上は更に強まる状況。雪質はハードクラストの上に新雪が積もっている。



今回も一人と思われたが、古川のスノーボーダー(夏には一緒に波乗りセッションしている。)KSさんと合流し、東栗駒を目指すことになった。



いつものように、いわかがみ平までの間に東栗駒を眺めながらコンディションを把握する。第2ストレートは前回よりも崩落が進んでいるように思われるが、今回目指す第3ストレートはまだ崩落こそ確認出来ないが隠れクラックがあるとも限らない。また、東側に張り出した雪屁であり、かなり細い斜面であるため出来る限り林側のライン取りが必要である。



色々、会話している間にいわかがみ平到着。(KSさんがよく行くオニコウベスキー場の事や海外でのバリ、ロンボクでのサーフトリップの話等々。)
軽く休憩後、沢ルートを北上。



風が更に強まってきたので、前回よりもさらに早めに東栗駒へ向かう。
途中、ハードクラストによりトラバースが厳しい場所もあったが、無事ストレート帯へと向かう準備ポイントに到着。



強風でモノが飛ばされないよう、また、モノが滑落しないように慎重に準備する。
素早く準備を済ませ、KSさんとともにストレート帯ドロップポイントへと向かう。



上部から各ラインをチェック。
第1ストレートは滑走可能と思われる。



第2ストレートは途中から先が見えないが、崩落が進んでいるため滑走不可。



第3ストレートも下部は斜面変化により確認出来ないが、ドロップポイント付近は雪屁上部。裏掛側に崩落が確認できるので、出来るだけ立ち木に近いところで滑走準備に取りかかる。



いざ、ドロップイン。
コース幅が狭く、クラストした雪質にトタン板の様な波状の雪面。絶対は転倒出来ない状況でターンを刻む。



そこを抜けると比較的フラットなバーンが広がる。良かったのはここのみ。



その後は雪屁の先端が左側に続き、更にコース幅が狭まり、波状の雪面が再び始まる。
途中、コース幅が最も狭く、隠れクラックの予感があった箇所だけは立ち木脇を滑走する。



この波状の雪面がターンする箇所を制限する。それがなかなか手強く、ボトムまで続いた。



無事、ボトムまでたどり着き、KSさんの到着を待つ。



KSさんも無事に到着し、滑走終了となる。



次回は久々に栗駒御沢、または東栗駒裏掛、虚空蔵あたりを狙ってみたいと思う。


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