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富士山中編



登山開始です。
富士山の視界はクリア。下界に広がる景色も白い雲と相まって美しさを感じます。



ふと見ると外国人の子供達が散歩しています。早朝の登山道を賑やかに走り回ります。子供たちの笑顔は気持ちを和ませてくれます。



さて、新緑の森を抜けここから6時間半の登りが始まります。登山道は途中まで礫が続き、その後、山小屋付近から山頂まで岩場が続きます。



山頂を目指す多くの登山者たちと、つかず離れずの距離を保ちながら登ります。外気は13℃。太陽に照らされ汗ばむ陽気です。



雪山のA先輩、H先輩が、以前富士山を登った時、高山病の症状である頭痛に見舞われた話を思いだしスローペースで登ります。しかし、後にこのスローペースでも高山病への配慮足りなかったことを思い知らされることになります…。
皆さん、「弾丸登山」だけは止めてくださいね。



道端に「ヤマホタルブクロ」が咲いています。



ふと立ち止まり、その可憐な姿に見とれてしまいます。



立ち止まり山頂を望むと、依然として山小屋がかなり遠くに見えます。山小屋到着まで、まだまだ時間がかかりそうです。



途中、休憩してスマホを操作している外国人の方に声を掛けます。すると、噂の「ポケモン・GO」をしていました。こんなところでも、ゲームしていることに驚愕です。



七合目の山小屋に到着。



ここでは可愛い柴犬が出迎えてくれます。こんな標高の高いところで生活しているこの犬は、さぞかし心肺機能が高いのだろうと思います。



ここまで来ると自分のいる位置は雲の上。



この時、頂上付近に霧が発生し、雲と雲に挟まれます。そのため、太陽の直射日光が遮られ、体感気温は汗もかかないちょうど良い状態です。



さらに登山を続けます。登山道の岩場では滑らないよう注意が必要です。また、標高が3000メートルを越え酸素濃度が低いため、普段登っているような、鳥海山、月山、栗駒山では考えられないような体調変化があります。ペースを守らなければ、すぐに息切れや動悸が発症します。



そこで自分のペースを模索しながら登り続け、八合目まで到着。



ここで今回の旅の一期一会。Oさん親子に出逢います。追い越しては追い抜かれることを繰り返し、山小屋で登山のペースについて休憩しながら会話します。



Oさんは60代後半。体力的には私の方が有ると思いますが、実際、富士登山において何度も追い越されました。
やはり、その秘訣は登るペース。Oさんの登山を観察すると、歩幅も極端に狭く、本当にゆっくりと足を運び続けます。心拍への過度の負担をかけないように心掛けているようにみえます。



ヒルクライム等されていて、健脚であると思いますが、Oさんの年齢を考えると、自分のペースというものが経験により確立しているので私よりも早いペースで登れるのだと思います。



私はなかなかペースを掴めなかったのですが、それは単独であるが故に、この自分のペースを持ち、続けていくことが難しかったのではないかと思います。



どんな趣味にも日々の生活にも自分のスタイルというものがありますが、この登山における自分のペースは登山者としてのスタイルなのだと思います。



老若男女、年齢問わず、様々な人が登山すると思いますが、スタイルがある方はとてもかっこよく思えます。Oさんは、そのスタイルがかっこよく思える方でした。



その後は、天候が崩れる兆候となる太陽に光の輪が現れましたが、そこは急がずに自分のペースでゆっくりと山頂を目指します。



すると、ウクレレを持つ外国人の男性と出逢います。聞いてみるとウクレレは弾けないと…。では何故?という疑問は残りますが、趣向は人それぞれなので別れてテッペンを目指します。



「ニッポンのテッペン。」
とうとう富士山の頂上です。



登りはじめて6時間30分。頂上の少し前に見た下界の景色と変わらないのかもしれませんが、やはり達成感からかその景色は格別です。天気も昼から雨予報でしたが、朝と変わらず風もなく穏やかに晴れています。富士山は雲海に囲まれ、ここだけが晴れているのかと錯覚する程でした。



自分の一歩一歩の積み重ねが、この頂上への軌跡。はじめの一歩がなければ始まらず、歩み続けたからこそテッペンにたどり着くのですね。



「何故、山に登るのか?」
その自分の答えは、「登ってみたいから。」だと思います。
答えになっていませんね(笑)。



念願だった浅間神社に参拝を済ませた後は、記念撮影のシャッターを押してあげたり、登頂成功した皆と喜びを分かち合います。



外国人が多いことにびっくりしましたが…。



昼食を摂りながら登頂成功の余韻に浸ろうと思っていましたが、ここでまさかの頭痛でダウンします。



水分補給はこまめにしてきたつもりでしたが、高山病にかかってしまいました。
携帯酸素を持参するべきでした。



食欲はあったので昼食を摂り、十分に水分補給も行い、山頂山小屋の裏で横になります。



約2時間熟睡し、頭痛も軽減したので下山に取りかかります。



「MY WAY」
https://youtu.be/rBT50CXqatI





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