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バッチテスト in 夏油

友人からYouTubeにクラウン受験時のライディング映像があることを教えてもらい、それを観ていたら当時の事を思い出したので記事にしてみます。



私はこの夏油高原スキー場で、1級、テクニカル、クラウンのプライズテストを受験しました。

目的はスキー技術の腕試し。



23歳で山形県の湯殿山・蔵王でモーグルを始め、その後、エア、大回転、スキークロス等の競技に没頭します。しかし、スキークロスの大会が、蔵王大会以降開催されなくなり、スキー意欲を失いかけてしまいます。

そこへスキー仲間から、「モーグルの板でテクニカルのバッチテストを受けて合格したよ。」と連絡があり、興味を持ちます。



私は以前1級を取得していたので、テクニカルからの受験となります。早速、受験を申込みます。
とはいえ、バッチテストを受験すると言ったものの、ずらしの滑りと線の滑りの違いくらいしかわからず、スクールにも1度も入ったことがなく全く未知な分野だったので自信は全くありませんでした。

そこで検定の練習していると思われるスキーヤーの後ろを滑り、大回り、小回りのターンの大きさや滑り方を学びます。
まず、驚いたのはターンの大きさの感覚の違い。検定の大回りは、自分の中での中回りくらいの感覚であり、私にとってはスピードが出始める前にターンするので少々窮屈なターンです。なぜなら、私の大回りはA4、B1コースを1ターンもしくは2ターンという認識なので(笑)。

数日後、テクニカルからは事前講習というものがあり、初めてスキーをスクールの方から学びます。この時、教えていただいたのがスクールのIsseiさん。一目に上手くて綺麗なライディングでした。この日、試験内容を一通り学びます。

しかし、教えてもらった事が1つも出来ずとても落ち込みますが、受験を申し込んでいたのでその週末には受験します。

当日、Isseiさんから「腕を広げ、とにかく勢いよくやれ。」と、アドバイスを貰ったのでウォークマンで好きな曲を聴きながらバッチテストに挑みます。

結果は合格。

しかし、テクニカルの滑りが全く理解出来ないままに合格してしまったため、バッチテストはこんなものかと勘違いしてしまいます。



テクニカル合格の勢いのまま、ろくに練習もせずに1か月後、オールファーストチャレンジ合格の期待を胸にクラウンを受験。

流石に結果は不合格。

クラウンは惨敗でした…。

全く得点が悪かったので、ここからバッチテストに向けた練習を開始します。特に整地小回り。
いろんな人に「コブを滑れるなら整地は簡単。」とアドバイスされますが、これが全くわからない。



不整地小回りは、コブ斜面なのでターンの切り返しがコブの配置に合わせて膝が動きオートマチックに滑れるのですが、何もきっかけのない整地でのターンは何故か難しいのです。

コブの中では余裕があるので、板のトップからエッジをコブの雪面にコンタクトし、板を踏み板をたわませそこからテールのエッジを走らせてジャンプターンに繋げたりします。
また、テールのズラシだけでスピードアップさせたり、逆に板をコブの雪面に貼りつかせるようにしてスピードダウンしたり、コブのあの部分にだけ、板を合わせてモーグル滑りしたりと結構自由に出来てしまいます。
(※あの部分とは、なんというか自分の感覚の中でのライン上にあるちょっとしたコブの凸部分。上手く表現が出来ずすみません…。)



基礎系の滑りの場合は、板を横に振らないとターンしているように見えないので、個人的にはテールエッジの最後まで使ってターンを仕上げるように滑っています。

スクールで作った基礎コブであれば、かなり間延びしていることが多く滑りに余裕出来ます。余裕がありすぎるのでコブを滑っているという感覚が薄れてしまい、個人的にはリズムが悪いので苦手です。それに達成感がないので、モーグルコブのようにピッチがかなり細かいものを好みます。

とはいえ、きっかけを自分で作らなければならない整地小回りはどのように滑るのでしょうね?!

私は感覚的な人間なので、言葉で教えられてもなかなか理解に苦しんでしまうんです。

結局、練習で整地小回りの納得できる滑りを出来ず仕舞いでしたが、スクールのKyokoちゃんの事前講習を受けた後、2度目のクラウンを受験します。



今回もウォークマンで好きな曲をリピートして聴きながら受験します。
不整地大回りの検定バーンは、パウダーが滑り尽くされた荒れたC3コース。普段のように荒れたバーンをターン数だけ決めて滑ります。スピードはあったのですが、少し安定しすぎたと感じます。



https://youtu.be/kBcrAk2qUic

整地小回りは、なるようになれとリズムだけ取りながらエッジングの滑り。この種目だけは、最後まで納得した滑り方が出来ず合格点は取れませんでした。

総合滑走は、高速でロングターン、バーン途中でショートターンを4ターンと、コース脇の段差で軽めのエアを混ぜて纏めます。この種目は楽しめたし、遊びも混ぜて滑れたので、自分のスタイルがしっかりと出せたと思います。点数は不確かですが、加点あり。



整地大回りは、ただスピード勝負で滑ります。映像を観ると、楽しかったからかゴールで声を出してます(笑)。
何ターン目か忘れましたが、スピードを出すことばかりに気を取られてしまい、ちょっとコース幅が足りないライン取りとなってます(笑)。



やっぱりバッチテストでいう大回りは、自分の中では中回りなのです。
バックカントリーのビッグバーンで滑るのが私にとって大回り。それはT先輩と共感している「マックスターン。」なのですが、全くもってターン感覚がリンクしませんね。



https://youtu.be/zaQqIvWK2_w

不整地小回りは、やっぱりモーグル出身のスキーヤーとしては見せ場だと思っています。そこで多くの受験するスキーヤーは敬遠するピッチが1番細かいコースを選定します。

https://youtu.be/6BKutfgq3_A

この種目は、不整地の斜面とされたコースで小回りすればコブを避けても良いのですが、やっぱり1級より上位の検定でコブを滑れないのは情けないと思うし、せっかくのチャレンジなのに自分としても納得出来ません。



順番が迫ってくると、1度目の受験で転倒し不合格になっていたので少し緊張したのを覚えています。
ウォークマンから聴こえる曲で、スタッフの声が聞こえませんでしたが、スタッフの合図だけを確認し、歌を口ずさみながら滑り出します。



前回の転倒を教訓に、最初は少し抑え目に滑ります。ところが序盤の4ターン目で深めのコブで体勢が崩されてしまいます。なんとか上半身の抱え込みで持ちこたえ中盤を迎えます。
ピッチに合わせ、少しスピードを出しながら滑り、ズラシと抜きを混ぜながら、ラストのスピード勝負のモーグル滑りを仕掛けるタイミングを見計らっていました。しかし、仕掛けようとしたときにはコブが無くなってしまい、自分の滑りを出しきれずフィニッシュ…。



自分としては、スタートからゴールの中で自分が持てる滑りの種類を全部出したかったのですが、コースの長さが足りなかったというか、コブがもう5、6個欲しかった感じです。



全ての種目が終わり、結果発表を待ちます。

結果はクラウン合格。

このクラウン受験が、自分の中では約10年間やってきたスキーの集大成かなと思っていたので、合格翌日からはスノーボードに転向し、雪山でサーフィンすることを念頭に2シーズンやってみました。



検定を受けなくても上手い人は数多く居ますが、検定という技術的な規格をもって自分の滑りを照らし合わせることにより、自分の技術がどれだけなのかがはっきりとわかります。

同時に、スキー操作とフォームの表現の仕方が理解でき、人に見られながら一回きりの滑りということで、自分の度胸も試される良い機会でした。
私はバッチテストを受験して良かったと思います。



私は昔から指導受けてきたスキーヤーではないし、自己流で滑ってきたスキーヤーです。

自分のように「雑草の滑り」の中に、検定で必要とされる滑りの引き出しがあったことが嬉しかったです。
中でも、スキースクールに1度も入らないで検定に合格できたのは自慢かな(笑)。

今思えば、夏油ローカルの中でもスノーボーダーと滑っているスキーヤーは自分だけだったし、夏油に戻ってきてからはパウダーとジャンプばかりしていたので、クラウン受験すると公言したとき、周りのスキーヤーから笑われたりしましたね(笑)。



自分のチャレンジが達成出来て本当に嬉しかったです。

この検定を通してスキースクールの方々や基礎系のスキーヤーのみなさんと知り合えた事が1番の成果だと思います。

https://youtu.be/wQsrp5ba0r8

その後のスノーボード転向で、更に知り合えた人が増えましたが(笑)。

結局、雪山を楽しむ秘訣は人とのふれあいなのかもしれませんね。

下の写真の故・清水さんも、当時一緒に滑っていた仲間の一人です。清水さん、楽しいスキーライフのひとときをありがとうございました。



合格は出来ましたが、まだまだ上手いとは言えません。しかし、楽しく滑ることだけは自己満足ですが、誰にも負けないかなと思ってます(笑)。

雪山を楽しく滑っていろんな人に出逢い、その出逢いから良いとこ、上手いところを吸収していきたいです。
それとともに、みんなと雪山の楽しさを共有しながら、高めあっていきたい思います。



これからチャレンジされる方へアドバイス。

「素敵な勘違いで、自分に自信を!」

自信無さげに滑るよりも堂々と滑った方が格好いいし、もし不合格点だとしてもはっきりと合格の滑りとの違いがわかりますよ!

最後に、整地の小回りは全く理解せずにバッチテストが終わってしまい、とても残念です(笑)


共感できる歌詞です。フルバージョンでどうぞ!

やってみよう フルver / WANIMA
https://youtu.be/UzMamUEdlMI

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