プロフィール

getokko

Author:getokko
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

アクセス件数

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

栗駒② 5番御沢・東栗駒第1ストレート



3月最終日。なんとなく単独アタックしたいと思い、3時半に起床し栗駒へ向かう。
まだ、月が煌々と輝いている。月夜のドライブもたまには良いものだ。



ここ数日の天候と今日の天候から考察しハードクラスト確定かと思われる。



事前情報では、いこいの村駐車場が閉鎖されていると聞いていたが、到着してみると開いており安堵する。



天候は快晴、無風。絶好の登山日和ではあるが、気温が低く、ハードクラストは覚悟しなければならない。



駐車場には先行者の車両が2台。準備を開始するのと同時に夜明けが始まる。



太陽が地平線から顔を出し、その光に照され栗駒がオレンジ色色付く。



周りは静寂に包まれ、川のせせらぎのみが聞こえている。オレンジ色の栗駒は本当に美しかった。



再び準備に取り掛かると、昨年栗駒山頂でお逢いしたマッハSSさんと再開。共に山頂を目指すことにした。



いわかがみまではハードクラスト。急斜のトラバースでは谷側のエッジが外れることが度々あった。



東栗駒オープンは縦溝が確認できる。



東栗駒第2ストレートは中央付近から下部が崩落。



第1ストレートは上部に大きめのクラック、中部下部にもクラックが確認できる。



第3ストレートはクラックは確認できない。



いわかがみ平の各建物は雪中から出現している状態。
小休憩を挟み山頂を目指す。



真湯沢ルートはまだ安全にハイク出来る状態であったが、途中、沢の両岸にクラックがあり今後は注意が必要である。



この付近から強めの風が山頂から吹き下ろしている。テンクラの判定がB判定くらいに感じるほどである。



途中、SSさんと別れ、東栗駒側に入り休憩や撮影を行う。
そこで水分補給にペットボトルをザックから取り出したのだが、手を滑らせペットボトルを滑落させてしまう。
斜度はあまりなかったが、クラストした斜面だったため約300メートル滑落してしまう。
水くらいと思われるが自然保護のために拾いに向かった。



回収後、ルート復帰するがタイムロスでSSさんはもはや見えなかった。




真湯沢源頭部に差し掛かり、SSさんと合流。
ハードクラストのコンディション回復のため時間調整していた。



時間があったので栗駒山本体を撮影と滑走斜面の視察する。



5番御沢上部のロック帯に2ヶ所クラックを確認。また、御沢右岸、右岸台地に無数のクラックを確認。
4番御沢に以前のものと思われる滑走者のラインを確認。



今回は調査を兼ねて、5番御沢~右岸台地~御沢ボトムのラインを滑走することを決める。



待機場所に戻り、SSさんとハイクを開始。
すると、山頂から降りてきた登山者と出逢う。SSさんが前回出逢った方であり、山頂部の状況等報告を受ける。



本体取りつきのブッシュ群はさほど気にならず、シールのまま直登気味のライン取りで山頂を目指す。
風は稜線に差し掛かると弱まり、会話も通じるほどに。



北を望むと焼石の山頂に岩手山が見える。その東には早池峰山。
南に目を向けると禿岳。
その向こうに蔵王連峰、朝日連峰、月山、そして、鳥海山が見える。
(※鬼首の禿岳と神室山が違うことをSSさんか教えてもらった。鬼首の方は通称ハゲカムロ。)



山々の山頂は、ダークブルーのガス層の上に浮いているように見えたのだか、このガス層はPM2.5とのこと。PM2.5の層を目視できることに驚いたが、よく考えるとハイク中にこのPM2.5を吸入していたことになる。
のちの滑走後の板裏に付着したタールの原因はこのPM2.5と考えられる。



山頂に無事到着。
まず、神社を参拝する。



その後、山頂からの眺望を堪能する。



すると、SSさんの友人が到着する。
私たちがかなりスローペースだったので追いついたとのこと。
SSさんらは昭和湖方面へと向かうため、ここで別れる。
(SSさん、ハゲカムロの合宿に来年は誘ってください。あまり酒は強くありませんがお待ちしています。)



私は5番御沢を目指す。



1年ぶりの御沢は急峻であり、気持ちが引き締まる。クラックの箇所を目視で確認し、ドロップ。



ハードクラストしていた雪面は未だ弛んでおらず表面がエッジで削れる。スピードをコントロールし、ターンを刻む。



縦溝は無いが、ロック帯から崩れた礫が点在している。



ロック帯下部の小オープンを滑走し、右岸台地へとトラバース。



右岸台地上部はクラック多く、早めに斜面へとエントリーする。



右岸斜面はフラットで雪質もザラメ様だったので、高速ターンでボトムまで滑りきった。



ボトム到着すると、緊張とターン時のエッジング、長距離滑走から腿とふくらはぎが悲鳴を上げた。
心地よい痛みだった。



ビッグバーンに負けない筋力をつけたいと思う。



雪が弛み始めていたので、余韻に浸る時間も惜しんでハイクに取り掛かる。



目指すは東栗駒。
直登気味のラインを取り、中央登山道~真湯沢~東栗駒へと向かう。



ライン上の雪付きが良く、難なく東栗駒に到着。



大斜面は滑走には全く問題なく思えるが、第2ストレートは崩落により滑走不可能。
第1ストレートはまもなく滑走不可能となりそうである。



そこで今回は第1ストレートを選択。



クラックの箇所を撮影した画像で確認したのちドロップ。



ライン上には大小無数のクラックがあり、かわしながら滑走する。



第2ストレート下部からは崩落したデブリとともに露出した土が確認できるためボトム滑走は不可能。
出来るだけ稜線を滑走する。



さらに進むと、さらにクラックだらけとなり、ボトムのデブリも巨大となっている。



真湯沢との合流地点は、真湯沢の滝が露出しており、滝直下の沢の陥没が予見される。



またストレートのボトムには6~7メートルの巨大なデブリが合流地点まで迫っているため、対岸に渡るラインが狭あいである。



そこを慎重にかつモーメントがかからないように渡りきり、滑走終了。



ハイクルートまで一気に林間を滑走し駐車場へ。



今回は予報や前日までの天候を解析し、コンディションを予想してアタックしたのだが予想は見事に外れた。
やはりバックカントリーは現地に行ってみないとわからないと実感する。




ハードクラスト、巨大デブリ等の自然の中での人間の無力さを学び、オレンジ色の栗駒には自然の素晴らしさを感じた。



まだまだ、これからが栗駒のシーズン。農作業の合間に栗駒へ足を運んでみたいと思う。
ではまた。

<< 栗駒③ 4番御沢・東栗駒大斜面 | ホーム | BSA! >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム