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月山① 湯殿山東斜面ファーストアタック❗



今シーズンの締め括りに湯殿山を目指す。



今季、月山スキー場はリフトが故障し修理中のため、営業開始しているがリフトは使えない状況であった。



復旧の目処は4月下旬。観光協会に問い合わせてみると道路の除雪は終わっており、予定通りスキー場開きは行うとのこと。



神事は執り行うがスキー場はリフト無しでの営業となる。
重機に気をつけ、ハイクして滑走して良いと回答を得る。



そこで今回は湯殿山単独アタックを決行した。



月山スキー場の天候は快晴。前日の新雪が若干積もっている。
ブレーキ雪の可能性は否めなかったが景色は真冬を思わせるような白一色である。



リフトが動いていない影響か、スキーヤー、スノーボーダーは少ない。



それでも出逢いは必ずあるもの。
関東から2日間で月山に来ていた3名のスノーボーダーと出逢う。
初日ということで軽くハイクしてゲレンデを滑走するとのこと。



みな、有資格者でインストラクター。仲間の合格祝いで月山トリップとは喜ばしい。自分もクラウン合格して、スノーボードを解禁したことを思い出した。



次に出逢ったのは5名のテレマーカー。年金で楽しんでいると話していたが、定年を過ぎて雪山を楽しめる身体であることが素晴らしい。
自分はその歳で雪山を滑っていられるか正直自信がない。



中でもリーダー格の男性はアグレッシブであった。後日、この湯殿山で再会することになるのだが。



今回は姥ヶ岳4番をチョイス。



以前、エボシ加藤氏、蔵王sangoro920氏ら総勢30名のメンバーで湯殿山をアタックしたときと同じ ルートを辿る。



遠い記憶を基に4番ピークに辿り着く。



ピークからは正面に湯殿山が鎮座している。あの斜面を滑るためにこの月山までやってきた。
それにしてもいい斜面だ…。



まずは姥ヶ岳西斜面4番。
私にはまだ狭く感じるが、それでもビッグバーン。軽快に滑走。
下見が出来ないため、地形を目視で確認しながらターンを刻む。
途中、クラックがあり、斜面の斜度が無くなるとともにブレーキスノー。



4番の滑走を無事終えた。振り返ってみると、この斜面の面白い地形がまた滑る意欲を掻き立てる。



石跳沢を越え、湯殿山を目指す。



シールを再び貼り、ハイク開始。



南側の稜線ひとつ手前を直登する。



姥ヶ岳1~6番までの斜面が並んでいる。個人的には2番、3番を滑走してみたい。現在のところ、3番と4番の中腹にクラックが入っているのみである。



石跳沢も万全な状態。姥ヶ岳から湯殿山は問題なくツアー可能。



斜面の直登は慣れれば、左右に振らないほうが板がズレにくく、最短距離となるのでおすすめである。
クランポンがあれば装着すると更に良いと思う。



稜線に合流する前に木陰で小休止。
乾いた喉を潤す。



稜線に出る。



湯殿山東斜面がその姿を現す。
稜線から望む斜面は、斜度が際立ち、その圧巻の迫力に武者震いが全身を覆う。



そこへ現れた若きフリースキーヤー二人組。
はじめは山形の丹野ミッキーに間違えてしまい声をかけてしまう。ミッキーに間違えてしまったのは、その容姿が似ている米沢のヒロシ君。ヒロシ君はクラウン所持者であり、現在はエボシ蔵王をフリーに滑っているスキーヤー。宮城蔵王の半田譲さんツアーのテールガイドも務める強者である。
もう一人は東根のコウキ君。夏油ローカルのOZ君と同じレーサーあがりのフリースキーヤーである。バックカントリーははじめてでヒロシ君に同行してきたとのこと。初めての斜面が湯殿山であることは、バックカントリーを知る上で最高だと思う。



その二人と稜線を話ながら進む。彼らは山頂手前のピークからドロップするとのことで、ここで別れ私は湯殿山山頂を目指す。



無事、山頂到着。
やや雲に覆われ太陽は隠れているが、視界は良好。昨年のような全面ブレーキ雪という最悪な状況は回避出来ると思われる。今、考えるとWJ君は運が悪いのか…。



それにしても、フラットで白い斜面は美しい。同時に絶対に転倒出来ない緊張もある。単独アタックは全てが自己完結。



「ノリノリ。」
普段の私もそうであるが、自分以外の人が一緒にアタックするので心強く、出来てしまうのではないかと勘違いしてしまう。注意も疎かになり、普段以上のオーバースピードになることも度々ある。
しかし、単独アタックは気持ちに勢いづく複数でのアタックとは全く異なるのである。



今回は単独であるが、単独、複数それぞれのメリットとリスクがあることを再認識することができた。



斜面の状況を確認しながら滑走準備にとりかかる。



ドロップポイントに立つ。
眼下には広大なバーンが広がる。
滑る前に一息つく。
その後、太陽と山々への挨拶…。



私は滑るルートを決めないで滑走している。バックカントリーでは瞬時の判断が要求されるため、情報として地形やストラクチャーを頭に入れるが、あとは五感を信じて滑っている。自分を解き放ち、本能の赴くままに。



ドロップイン。
真っ白な広大な斜面が両目に飛び込んでくる。私がどれだけ大きなターンをしてもこの斜面は受け止めてくれる。



スピードが出て、まるで低空飛行しているみたいである。



中腹からは巨大な沢地形に変化。小クラックも複数あった。そこを通過し、一気にボトムまで滑走。



無事、滑走終了。
先に滑り終えていたヒロシ君、コウキ君が待っていて、共に悦びを分かち合う。



斜面の残り4分の1はブレーキスノーだったが、この時期には珍しい白銀の世界と斜度から生まれるスピードを堪能することができた。




やはり、湯殿山のこのロケーションと滑走感は圧巻である。



帰路に就く。
石跳沢から駐車場まで登り返す行程であったが、ヒロシ君、コウキ君の御厚意によりネイチャーから山頂まで同乗させてもらうことにした。



スキーライフについて語りながらネイチャーを目指す。



熊出没ポイント。



崩落ポイント。



無事、ネイチャー到着。



スキーを担いで、ヒロシ君のクルマまで移動。



道具を載せる。



そして、3人で駐車場まで移動。
ヒロシ君、コウキ君ありがとう。



駐車場に到着し、二人に御礼と夏油の営業を済ませ帰路に就く。
純白の湯殿山の斜面に自分のターンが刻まれていた。



広大な自然の中で一人で登り、滑る楽しさとリスクの再認識、そして、人との出逢いの大切さを学んだ湯殿山であった。

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